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検査室

印刷用ページを表示する 2018年3月1日更新

検査室の紹介

基本理念

  検査室機能を充実させるために、次の5項目を軸に検査室の質の向上を図るよう努力しています。       
  (1)迅速性 (2)専門性 (3)独自の尊重 (4)経済性 (5)教育     

【検査室内紹介】

  現在6名の臨床検査技師で、業務を行っています。      
  検査室内には、検査の目的によって使い分ける様々な検査機器が設置されています。

 検査室内の様子(1)検査室内の様子(2)
〈臨床検査とは・・・〉 いろいろな検査項目を検査することにより、患者さんの病状がどのような状態なのか。また、経過観察・治療の効果を調べ、それを目に見える情報(検査データ)とすることで医師の治療行為を支援するものです。

臨床検査は、2つに分けられます

 (1)検体検査部門・・・患者さんから得られた検体を用いた検査(血液・尿・便など)          
   → 検体検査は、検体検査部門システムにより管理し、患者さんの検査結果の保存を行い、過去の結果と比較し、迅速で正確な結果を医師に返し病気の治療に役立てています。          
          
 (2)生理検査部門・・・心電図検査・呼吸機能検査・血圧脈波検査・脳波など)          
   → 生理検査は、患者さんに直接接して行う検査で、痛みを伴ったり怖いものではありません。不安になった場合は、技師に相談してください。丁寧に説明をいたします。                 

[主な検査機器・内容]

 検査室内には、検査の目的によって使い分ける検査機器が設置されています。一部ご紹介します。

【生化学・免疫検査】  

 生化学・免疫検査は血液(血清・血漿)と尿などを検体とし検査を行っています。肝機能や腎機能・感染症・腫瘍マーカー・ホルモン(一部)など多くの項目を迅速に測定し報告しています。特殊な検査項目は、外注委託となりますので、数日を要します。各種検査項目を報告することで病気の診断・病気の程度・治療効果などを判定するために各種成分を化学的・免疫学的に分析を行っています。
                                 
生化学・免疫検査のための機器(1)  生化学・免疫検査のための機器(2)
             生化学・免疫検査のための機器(1)              生化学・免疫検査のための機器(2)

【血液一般検査】【凝固検査】    

 血液中に含まれる赤血球や白血球・血小板数を測定し、血液疾患の診断や経過観察・貧血・感染症診断に重要な検査です。血液が固まるために必要な、凝固因子の検査も行っています。経口抗凝固薬(ワーファリンなど)を服用している場合の薬剤効果を調べる検査などや手術前検査としても実施しています。
血液一般検査のための機器  血液一般検査のための機器  凝固検査のための機器(1)  凝固検査のための機器(2)
                   血液一般検査のための機器                                凝固検査のための機器      血液形態検査のための機器

【輸血関連検査】

 輸血検査は安全に輸血が行われるように、ABO血液型・Rh血液型・不規則抗体スクリーニング・交差適合試験(輸血する血液が患者さんに適合したものかどうか調べる検査)を行っています。
輸血関連検査のための試薬輸血パック
  輸血関連検査用の試薬         輸血パック

【血液ガス分析】

 血液ガス分析(酸素分圧、炭酸ガス分圧、pH・他)          
  → 呼吸(ガス交換)の状態、体内の酸・塩基平衡を調べます。          
  → 検査対象者・・・主に呼吸不全がある患者さん、意識障害がある患者さん、ショック等、重篤な状態にある患者さん、呼吸機能を精査する必要のある患者さん(手術前後など)があげられます。          
          
血液ガス分析のための機器
  血液ガス分析のための機器

【尿一般検査】・・・尿定性・尿沈渣

 尿中の成分や量的変化を測定(定性試験)       
  (PH・蛋白・糖・ビリルビン・潜血・ウロビリノーゲン・細菌など)       
 尿沈渣(ちんさ)検査では、顕微鏡等で細胞・他を観察し、腎・尿路系の疾患などを発見することができます。       
 体に負担がかからず、苦痛がない検査のため健康診断や治療中の病態や障害の程度の把握のために広く行われています。       
尿一般検査のための機器
  尿一般検査のための機器

【便潜血検査・体腔液・細菌塗抹検査】

 

【ヘモグロビンA1C・糖測定】

 血糖・尿糖測定
 ヘモグロビンA1c・・・過去1~2カ月の血糖を反映します。数カ月周期の血糖コントロールの指標に優れた検査の1つです。
ヘモグロビンA1C・糖測定のための機器
ヘモグロビンA1C・糖測定のための機器

 【生理検査】

  生理検査では、説明を丁寧に行い患者さんへの負担をなるべく少なく検査することを心がけています。

 【心電図】

  心臓から発生する電気的信号を、波形として記録したものが心電図です。脈が一定でない、胸が苦しい、絞めつけられるなど、不整脈や狭心症、心筋梗塞を判断するための検査です。手術や治療前に検査する場合もあります。
心電図測定のための機器
  心電図測定のための機器

【24時間ホルター分析装置】

  24時間心電図を記録し、脈拍の変化や不整脈の有無を調べます(記録中に行動記録・体調の変化を記載してもらいます)。  
   
24時間ホルター分析装置
  24時間ホルター分析装置

【他に運動負荷試験・眼底・聴力検査・24時間血圧測定】

 

【肺機能検査】

 呼吸の大きさ、速度などを測定し、肺疾患、肺機能障害などの診断、手術前の肺機能の検査に用いられます。検査方法は、丁寧に説明しますが、実施方法により、検査データが大きく変わる場合がありますので患者さんのご協力が必要です(数回繰り返し検査を実施する場合があります)。
肺機能検査のための機器
  肺機能検査のための機器
    

【血圧脈波検査】

 両手両足の血圧と心電図、心音を同時に測定し、血管の硬さ・血管の詰まり・(目安の血管年齢)が測定できます。 
血圧脈波検査のための機器    
   血圧脈波検査のための機器

【神経伝導速度検査】

 上肢(腕)または下肢(足)の神経に刺激を与え、伝わる速度を測定します。 
神経伝導速度検査のための機器    
   神経伝導速度検査のための機器

チーム医療の一員としての院内活動

 (1)医療安全管理委員会         (7)災害対策委員会 
 (2)医療安全対策委員会         (8)輸血療法委員会 
 (3)院内感染防止対策委員会      (9)診療材料検討委員会 
   ・院内感染対策チーム(ICT)     (10)臨床検査適正化委員会 
 (4)褥瘡予防対策委員会         (11)(栄養サポートチーム)(NST) 
 (5)医療情報システム管理委員会      
 (6)医療機器管理委員会      

*「コメディカル予備校」 を立上げ、コメディカルの仲間と月1回ペースで「自由な話・問題点」をみんなで話しあっています。

資格

 認定輸血検査技師 1名
 超音波検査士 1名 

患者さんへのメッセージ

 ・正確で、迅速な検査データを提供するよう心がけています
   院内で検査可能項目は、検体採取から約30分~40分を目標に診察前に結果報告ができるように頑張っています。
   特殊な検査項目は外注委託となりますので、数日を要します(病理・細菌・特殊検査等)。
 ・患者さんに対して、理解していただける丁寧な説明を心がけています。
 ・女性患者さんへの配慮として、可能な限り女性技師が対応します。

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