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愛媛県総合防災訓練に参加しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年9月14日更新

愛媛県総合防災訓練に参加しました

 8月28日(日曜日)に実施されました愛媛県総合防災訓練に、当院も救護病院として約80人の職員が参加し、開設・運営訓練を行いました。県総合防災訓練は、県や市町、自衛隊、海上保安部等が参加し、被災者の救出・救護訓練などを行う大規模な訓練です。県総合防災訓練に合わせて、当院で毎年実施している院内災害訓練を並行して行いました。

 今回の訓練では、次の点を目的に実施しました。
 1. 大規模災害時の傷病者対応と情報の集約・伝達を確実に行うこと
 2. 院外からの災害支援(DMAT・医師会)との連携を図ること
 3. 職員一人一人が災害対応について考え理解を深めること

 訓練は、大雨と大地震発生による家屋倒壊や土砂災害、津波被害などの甚大な複合災害により多数の傷病者が発生した、という想定のもと行われました。

 当院では、松山赤十字看護専門学校の学生さんが扮する多数の傷病者を受け入れ、トリアージ(※1)を行い、症状に応じたエリアに搬送し、医師の指示により処置にあたりました。また、それらの傷病者情報や、院内の人員配置、院外搬送の調整等、情報管理や院内のコントロールを当院の災害対策本部で行いました。

 更に、市立宇和島病院DMAT(※2)と西予市医師会の人的支援を受け、連携しながら災害対応にあたる訓練を行いました。外部からの支援を受ける訓練を今回初めて行いましたが、より災害時に近い状況での訓練となり、非常に有意義なものとなりました。今回の訓練で見つかった課題や改善点を検証・改善し、災害時においても医療を継続して提供できるよう努めてまいります。

※1 トリアージ…患者を【重症度】と【緊急度】によって4つの区分に分別し、治療や搬送の順位を決定すること。医療資源(人・物)が限られた状況で、最大多数に最善を尽くす手段として行われます。また、トリアージは普段の救急外来でも行われています。

※2 DMAT…専門的な訓練を受けた医師や看護師、業務調整員等で構成され、大規模災害時や多数傷病者が発生した現場や病院に派遣される医療チームのこと。応急治療や広域搬送、病院支援など多岐にわたる活動を行います。
                              
傷病者(松山赤十字看護専門学校生)のトリアージをする看護師
傷病者(松山赤十字看護専門学校生)のトリアージをする看護師

正面玄関前で行ったトリアージの様子。傷病者はその後は、治療ゾーンに搬送しました
正面玄関前で行ったトリアージの様子。傷病者をその後、治療ゾーンに搬送しました

黄ゾーン(中等症)で処置にあたる医師
黄ゾーン(中等症)で処置にあたる医師

協力して傷病者対応にあたる市立宇和島病院DMAT隊員、西予市医師会医師、当院医師
協力して傷病者対応にあたる市立宇和島病院DMAT隊員、西予市医師会医師、当院医師

重症者の対応に追われる赤ゾーン
重症者の対応に追われる赤ゾーン

傷病者情報や人員配置などを管理する災害対策本部
傷病者情報や人員配置などを管理する災害対策本部

訓練終了後行われた反省会。各部署で訓練を振り返り検証を行いました
訓練終了後行われた反省会。各部署で訓練を振り返り検証を行いました


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