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西予市民病院だより「胃カメラを積極的に」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月5日更新

西予市民病院だより「胃カメラを積極的に」

 「胃カメラ、大腸カメラは受けたくない」という人を多く見かけます。最近、ピロリ菌感染や逆流性食道炎などという言葉を耳にしますが、これは胃透視検査(バリウム検査)では分からないもの。
 胃カメラでがんがないことを確認した上でピロリ菌を除菌すると、関連するがんのリスクが下がります。十二指腸潰瘍を繰り返している人は再発を劇的に減らせます。胃がんを早い段階で見つけることができれば、内視鏡で切除できる可能性があり、静脈麻酔下で切除できれば、1週間程度の入院で治療できます。
 便潜血検査で引っかかった場合も同じ。便潜血陽性の原因の多くは痔ですが、がんになる恐れのあるポリープ(腺腫)や、炎症性腸疾患などが見つかる可能性もあります。腫瘍マーカー検査を受けることにより、他のがんを発見できたり、
CT検査で症状が出る前に見つかり根治できたりした人もいます。
 まずは健康診断を受けてください。異常を指摘された場合は、すぐに病院へ。機会があれば、さまざまな検査を受けてみるのが良いでしょう。症状が出てからでは、がんも他の病気もかなり進行していることが多いです。
 当院では、静脈麻酔下での胃カメラや、経鼻内視鏡検査も行っています。先月からは、がんを見つけやすいレーザー光を用いた新しい経鼻内視鏡を導入し、精力的に健康診断や内視鏡検査をしています。気になることがあれば、気軽に相談
してください。

※西予市民病院だより(広報せいよ12月号より)


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