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西予市民病院だより「頭の検査で早期発見、早期治療を」

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年7月22日更新

西予市民病院だより「頭の検査で早期発見、早期治療を」

 頭の画像検査にはCT検査やMRI検査があります。
 CT検査では主に出血性(血管が裂けて血液が漏れる)疾患の検出を、MRI検査では虚血性(血管が詰まり、血液が脳に行かなくなる)疾患の検出を目的としています。
 例えば「ろれつが回らず、左手も動かしづらい」といった症状の人にはMRI検査を受けてもらいます。50歳前後から見られる「隠れ脳梗塞」もMRI検査で分かります。症状が無いながらも、同年代の人と比べて微小な梗塞が多い場合、将来脳梗塞を発症しないためのアドバイスを行っています。
 「くも膜下出血」の原因となるような脳動脈瘤は、MRAというMRIを使って血管を見る検査で分かります。脳動脈瘤は破裂しなければ多くは症状を起こしませんが、ひとたび破裂すると命を脅かします。見つかった場合、瘤の大きさや形などから危険性を推測し、今後の方針を提案します。
 脳外科外来には「急にろれつが回らなくなった」「半身の動きが悪くなった」という症状を訴える人が訪れます。症状が出る前に受診していれば予防できたのに、という事例も多くみられます。
 4月から当院でも週1回診療が始まり、MRI、MRA、CT検査を受けることができます。頭の病気を予防するために、検査を受けてみてはいかがでしょうか。

【脳神経外科外来】
〇日時 毎週木曜日の午前中
〇担当医 宇都宮利史医師(梶浦医院 脳神経外科部長)

※西予市民病院だより(広報せいよ8月号より)


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